● 鬱病(鬱症)●

ストレス社会の昨今、鬱病にかかる中高年の方々が急増してきております。
また「鬱病予備軍」の人達の数は把握できないほど多いといわれております。
一般的に鬱病の症状は、主に精神的なストレスや不安が引き金になって、まず初めに「倦怠感」「食欲不振」といった身体症状が現れて、次に「抑うつ状態」「意欲の低下」などの精神症状が現れ社会生活に支障をきたす状態とされています。
では「鬱病」とはどんな病気でどのように治療してゆくのでしょうか?


**西洋医学的、鬱病の捉え方**

まず西洋医学での鬱病の捉え方を簡単に紹介しましょう。
鬱病は脳内のメカニズムに障害が生じることによって起こるとされています。脳は沢山の神経細胞によって構成されていることは皆さんもご存知のことと思いますが、その沢山ある神経細胞と神経細胞の間で信号を伝える仕事をしている物質を「神経伝達物質」といい、その神経伝達物質の一種の「セロトニン」や「ノルアドレナリン」などの活動性が落ちてしまって鬱病の症状が起こるとされています。
しかし、なぜこのような障害が起こるのか、はっきりした事はまだわかっていないそうです。
では西洋医学ではどの様な治療をしてゆくかというと、薬物療法が中心です。
だいたい次の3種類の薬が用いられます。
1.抗うつ薬・・・セレトニンやノルアドレナリンの活動を低下させない薬。
2.抗不安薬・・・不安や緊張を和らげます。
3.睡眠薬・・・・眠りを促します。


**中医学的(東洋医学)鬱病の捉え方**

次に中医学では鬱病をどの様に考えるかを紹介してゆきますが、その前に少しだけ中医学から見た人間の身体の仕組みを簡単に説明しましょう。

=中医学的身体の仕組み=
人間は「気」「血」「水」によって構成されていて常にこれらがバランスよく存在し且つスムーズに流れていなくては健康でいられません。
鬱病の場合は基本的に「気」の流れに滞りが生じスムーズに流れなくなり、様々な症状を引き起こすと考えます。

{尚、「気・血・水」についてもっと詳しく知りたい方は当ホームページの「楊先生のちょっとためになる話」の第16回(針灸のいろは)又は「当院のご案内」の(中医学の病気の捉え方)をご覧下さい。}

次にうつ病に関与する臓器とうつ症状と関係がある臓器の働きや特徴だけを簡単に説明します。
(注:これは中医学的な説明ですので。西洋医学の生理学とは異なります)
 『肝』
肝の働きは血を貯蔵し、全身の血液循環量の調節をしています。又、疏泄作用と言って情志・精神活動や脾や胃の働きや気血の運行の調節をしています。
特徴として肝はストレスにとても弱い臓器です。そしてストレスにより肝が傷害されると肝の気の流れがスムーズに流れなくなります。これを「気鬱」又は「肝鬱」と言い長引くと熱化します。
因みに血がスムーズに流れずに停滞を起こすことを「オ血」と言い、やはり長引くと熱化してします。
又、肝が障害されると続いて脾(木克土)や胃(横逆)が障害されます。
  
『脾』
食べた物から「気・血」を作り、体の上焦部へ送ります。(運化と言います)。
体内の余分な水分を気化しています。
特徴は過度に思い悩むと障害されてしまいます。

『心』
脾で作られた「血」を全身へ循環させます。
心は神を蔵し神を滋養したり機能を主宰しています。
(神とは精神・意思・思惟活動を指します)

これらの臓器が「肝鬱抑脾・耗傷心気」と言い「肝→脾→心」という具合に他の臓器へも影響がでてきます。
基本的にはうつ病に関与する臓器は「肝・脾・心」ですが、慢性化をしてくるとこれらに加えて「腎」も影響を受けてしまいます。

『腎』
体内の水の管理をしたり脳を滋養しています。


さて中医学的身体の仕組みがなんとなくわかっていただけましたでしょうか?
ではいよいよ中医学的に「鬱病」へアプローチしていきましょう!
ちなみに中医学では「鬱病」の事を「鬱証」と言います。
「鬱証」は、精神的抑圧から精神のバランスが崩れその影響で体内の「気」の流れがスムーズに流れなくなってしまい鬱々とした気分が続いている状態と考えます。
そして「鬱証」は発病から現在に至るまでの経過・経緯・症状・更には患者さんの体質に至るまでを考慮して8種類に区別 されます。この区別をすることを「弁証」と言って治療方法はこの「弁証」から導き出されます。ですから「弁証」が違えば同じ「鬱病」であっても使用する「ツボ」や漢方薬は違ってきます。
さてさて、ここで中医学と西洋医学の大きな違いがでてまいりました。中医学では患者さんの体質を十分把握した上で病気の方に目を向けてゆきます。ですから同じ病気でも体質が違えば治療方法が異なってくるのです。その当りが西洋医学は「病気」を診る医学(ミクロの医学)と言われるのに対して中医学は「人」を診る医学(マクロの医学)と言われるところではないでしょうか。
(尚、ご自分の体質に興味のある方は当ホームページの「健康チェック」か「当院のご案内」の「受けてみませんか中医学的健康チェック」や「楊先生のちょっとためになる話」の第14回をお読み下さい)

*弁証と症状*
次に実際に病気が進行してゆく過程を説明しながら弁証(区別)をしてまいりましょう。わかり易く説明するために発病初期と慢性期とに分けて説明いたします。

《発病初期の弁証》
1.:精神抑うつなどによりストレスに弱い「肝」が傷害されて「肝」の気がスムーズに流れなくなり気に滞りが生じます(気滞)。この状態を『肝気鬱結』と言います。

   「ストレス」 → 肝の気が滞る → 『肝気鬱結』

2.:次に『肝気鬱結』が進行すると「気」が滞ったままなので熱化してしまいます。この状態を『気鬱化火』と言います。更に『気鬱化火』が進行した状態を『肝火上炎』と言い、肝の火が胃に及ぶと『肝火犯胃』と言います。

3.:また「気」は「血」を押し流す仕事もしており『肝気鬱結』の状態が続くと「血」を押し流すことが出来なくなり「血」までもが滞ってしまいます。この状態を『気滞血オ』と言います。

 『肝気鬱結』の進行 → 気の熱化 → 『気鬱化火』→進行→『肝火上炎』
   ↓(気が血を押し流せない)      ↓(横逆)
 『気滞血瘀』             『肝火犯胃』

4.:『気鬱化火』に加え過度の思慮により「脾」が損傷されると体内の余分な水分を気化することが出来なくなり痰を生じてしまいます。この状態を『気滞痰鬱』と言います。

  過度の思い悩み → 脾の損傷 → 『気滞痰鬱』 ← 『気鬱化火』

以上が初期の時点での弁証(区分け)です。

次に初期の時点ではどの様な症状が現れるのかを弁証別に紹介いたします。

=初期の共通症状=
急に発病する又は急激に増悪します。
情緒不安定・怒りっぽい・脇や胸の張痛・口が苦い・ゲップ・ため息・イライラ。

「肝火上炎」の固有症状
眩暈・耳鳴り・頭痛・目が赤い
  
「肝火犯胃」の固有症状
お腹の張った痛み・胸焼け・悪心
  
「気滞血オ」の固有症状
症状は長く続く・張った痛みや刺す様な痛み・痛みの部位は次第に固定してきます。

「気滞痰鬱」の固有症状
喉の中に異物感があり飲み込んでも下がらず出そうとしても出ないが飲食の嚥下は正常におこなわれる。悪心・嘔吐など。

次に慢性期の弁証を説明します。
 
1.:鬱証が慢性化してくると先にも述べましたが「肝鬱抑脾」(木克土)の関係で「脾」が障害されてきます。「脾」は血を作る臓器ですから「脾」が障害されると血が作られなくなります。通 常は「脾」で作られた「血」は「心」へ運ばれ「心」はその「血」で「神」を滋養しますが「脾」で「血」が作られないので「心」は「血虚」状態になります。この「脾」と「心」が損傷している状態を「心脾両虚」と言います。

慢性化 → 脾気の損傷 →血が作られない→ 心の血虚状態 ―――→「心脾両虚」


2.:過度の「悲憂哀愁」や「脾」の損傷の影響を「心」が受けた状態を「憂鬱傷心」と言います。

 「過度の悲憂哀愁」→ 「心」 ← 脾の損傷
             ↓
           「憂鬱傷心」 

3.:先に述べましたが鬱証が慢性化すると「傷乃腎陰」と言い「腎陰」が障害されます。
「腎陰」とは先ほど「腎」の働きで説明しましたが「腎」は「水」を管理しています。
「水」はちょうどラジエターの水と同じで身体が熱くなるのを防いでくれています。
このように身体を冷やしてくれたり潤いを与えてくれているのが「腎陰」です。ところが「鬱証」が慢性化することにより気や血が熱化し「腎陰」を損耗させてしまいます。この状態を「陰虚火旺」と言います

気や血の熱化 → 腎陰の損耗 → 「陰虚火旺」



次に慢性期の症状を弁証別に紹介してゆきます。

=1.2.3.の共通症状=
過労で症状が悪化します。たまに「気鬱」の症状も出ます。

「心脾両虚」の固有症状
「心脾両虚」とは「心血虚・脾気虚」の事です。
浮腫・倦怠・話すのが億劫・食欲不振・汗をかきやすい・軽度の腹部の張りや痛み
軟便・息切れ

「憂鬱傷心」の固有症状
落ち着かずいてもたっても居られない感じ・喜怒哀楽が激しい・不眠
臍部の動悸を自覚する・身体の蟻行感

「陰虚火旺」の固有症状
眩暈・動悸・入眠困難・怒りっぽい

以上が慢性期の弁証と症状です。


* 治則及び処方*

弁証の次は治療について説明をしてゆきます。
中医学の治療は基本的に針灸と漢方薬になりますが、ここでは各弁証についてどのような観点で治療法(選穴や漢方薬の処方)を決定してゆくのかを簡単に説明してゆきます。
 

◎ 『肝気鬱結』に対しては
「疏肝解鬱」と言って「肝」を整え、鬱状態を解き放つ目的の治療をいたします。
ツボ:太衝・膻中・内関・肝兪・脾兪・足三里
漢方:紫胡疏肝散

◎ 『気滞血瘀』に対しては
「理気活血」と言って気の流れを改善させ且つ血の流れを改善させオ血を取り除く目的の治療をいたします。
ツボ:肝兪・膈兪・三陰交
漢方:血府遂オ湯

◎ 『気鬱化火』に対しては
「清肝瀉火」と言って肝を清めて燃え上がっている火を鎮めます。簡単に言えば肝にアプローチして熱を下げる目的の治療です。
  ツボ:陽陵泉・行間・内関
  漢方:竜胆瀉肝湯

◎ 『気滞痰鬱』に対しては
「理気化痰」と言って気の流れを調整して気の力で痰を取り除かせます。
  ツボ:天突・内関・膻中・行間・豊隆・魚際
  漢方:四七湯

◎ 『憂鬱傷心』に対しては
「養心安神」と言って心を養してリラックスさせる目的の治療をいたします。
  ツボ:百会・大陵・神門・心兪・中脘・足三里・太谿・
  漢方:酸棗仁湯

◎『心脾両虚』に対しては
「健脾養心」又は「益気補血」と言って前者は脾を建て直して心を養する治療です。
後者は気を益させ血を補する治療ですが、脾は気を作る臓器ですから脾を建て直せば気も益しますし、心は血脈を主る臓器ですから養心すれば血も補せられます。ですから対象が臓器か気血の違いだけで前者も後者も内容は同じです。
 ツボ:神門・心兪・脾兪・三陰交
 漢方:帰脾湯

◎『陰虚火旺』に対しては
「滋陰清熱」といって陰液を補して熱を下げます。車に例えるとラジエターの水を増やして熱を下げるイメージです。
 ツボ:神門・心兪・内関・太谿・複留・志室
 漢方:知柏地黄丸

以上が治則とツボと漢方薬の処方になります。



皆さんにわかっていただきたいのは一口に「鬱」と言ってもこれだけの種類の弁証(区分け)があり全てにおいてツボや漢方薬の処方が違うという点です。中医学には「同病異治・異病同治」という言葉があり、その意味は同じ病気であっても患者さんの体質や病状で治療の仕方が違うこともあれば、異なった病気であても同じ治療になるとこともあるという事です。まさしく患者さん個人個人に合わせたオーダーメイドの医学です。
ですから最近TVや雑誌でよく「この症状にはこのツボが効く」とか言われていますが、そんな単純なものではありません。それらはあくまで対処療法的なもので根本からの治療には残念ですがなりません。
これが「中医学(東洋医学)の見立て」です。ご理解いただけましたでしょうか?


では続いて「予防養生」についてご紹介させていただきます。


**予防養生**
一口に「鬱の予防養生」と言っても数え切れないくらいの種類がありますが、ここでは東洋医学流の方法を中心に紹介してゆきます。ではどのような方法があるかというと『薬膳』『お茶』『気功』『ツボ』『漢方』etc・・・と、たくさんあります。このなかからどなたでも簡単に日常生活に取り入れやすいものだけにしぼり特に鬱の原因である「ストレス」と「セロトニン」へ対して効果 が期待できる方法を紹介させていただきます。


*ストレスとは?*

では、まずストレスとはどのような物なのか少し考えて見たいと思います。ストレスはよく軟らかいボール(軟式のテニスボールなど)に例えられます。
 ボールを指などで押してみるとボールはへこむと同時に元の形へ戻ろうと緊張します。この状態は人間のストレス反応とよく似ています。ストレス反応とは、人間が刺激に対応しようとすると心や身体に様々な変化が起こることをいいます。ボールでいえばへこむという変化です。一方、ストレス反応を引き起こす刺激をストレッサーと呼びボールを押す指にあたります。もしボールをこのまま強く押し続ければボールは破裂してしまうでしょう。 これを人間に置き換えて考えればストレッサーに上手に対応できずにいると異常な緊張状態が続きストレス状態を招きやがて心身が不健康な状態になるのは容易に想像がつくと思います。ですからストレッサーやストレスを上手に受け止め対処することが予防に繋がってゆきます。ただストレスに対する対処の仕方は人様々ですから「これが正し対処の仕方だ!」というものはありません。例えばストレスを食欲に変え食べるという行為でストレスを解消できる方もいれば、お酒・買い物・映画・ドライブ・友人とのおしゃべり・・・・・等、色々あります。
 ストレス解消と一口に言っても、なかなか難しいのは皆さんも既にご存知だとは思います。しかしながら我々は常にストレスと向き合い上手に付き合っていかなければならないのも事実です。そこで少しでも皆様のストレス解消のお手伝いやヒントになれるような方法を少しですけれど紹介します。
 
*お茶によるストレス解消法
『医食同源』という言葉は皆さんも聞いた事があると思います。「食事も医学(薬)と同じである」という考え方ですが実はお茶もこの考え方の延長線上に位 置します。(中国では「医茶同源」と言う言葉があります)


『気』の流れを良くしてくれるお茶

ストレスにより滞った「気」を流してくれます。
「ジャスミン茶」・・・ジャスミン特有のさわやかな香りが「気」の滞りを流してくれます
「ミントティー」・・・ミントの爽快感が「気」の滞りを流してくれます
「刺五加茶」・・・・・免疫力を高めて体力を整えてくれます
「しそ茶」・・・・・・「気」を流して精神を安定させてくれます
「西洋おとぎり草茶」(セント・ジョーンズ・ワート)坑うつ薬などとの併用は不可です。又、喘息薬を服用されている場合は医師への相談が必要です。


*食べ物によるストレス解消法
次にあげる食べ物は滞った「気」を流す作用があります。
《魚介類》 
かき、あさり、かに、しじみ、しらす、しゃこ
《野菜》
みょうが、三つ葉、春菊、パセリ、セロリ、しそ、小松菜、キャベツ菊の花、にら、ねぎ、からしな、大根、かいわれ大根、かぶ、カリフラワー、おかひじき、グリンピース、たまねぎ、つるむらさき、にがうり、もやし
《果物》  
金柑 レモン、グレープフルーツ、みかん、ゆず、いちご
《その他》
牛乳、しょうが、こしょう、八角


*ストレス解消のツボ押し法*
・「内関」・・・内側の手の関節から指3本分上にあります。
・「太衝」・・・足の甲で親指と人さし指の接合点、甲の一番高い部分の手前のへこみです。
<ツボの押し方は?>
1.「痛いけど気持ちがよい」くらいの力でお腹から息を吐き出しながら押します。
2.押す力をゆるめる時に息を吸います。
3.何回か繰り返し押し手下さい。
尚、ツボ押しをしている間は指を皮膚から離さないようにしましょう。またツボ押しをする前には指を温めておくことも忘れずに。

*その他のストレス解消*
例えばアロマやお香を焚いてリラックスできる状況を作る(柑橘類をお皿にのせてもよいです)
柑橘類やシソをお風呂に入れるのも効果的です。


*セロトニンの活性化*

=食養生=
「鬱病」は神経伝達物質である「セロトニン」の活動性が低下することは説明いたしましたが、セロトニンは「トリプトファン」と「ビタミンB6」から合成されています。この二つは赤身の魚や肉に豊富に含まれています。ですから鬱病の予防には動物性たんぱく質の摂取は有効です。しかし動物性たんぱく質ばかりに偏った食事にならないように注意してください。
又、気分が落ち込むと身体を冷やしますから身体を冷やすような食べ物はひかえましょう。

=運動=
「セロトニン」は光を浴びると生産量が増すといわれてます。特に朝の太陽の光は効果 がありますので気分転換の意味も含めて朝の散歩をお勧めします。またセロトニンは1秒間に2回という決まったリズムで脳内で分泌されています。運動をするときはこのリズムに同調することでセロトニンの分泌量 が増加します。運動はウォーキングや手を握ったり開いたりする程度のもので大丈夫です。大事なのは一定リズムで5分以上行うことです。


*鬱病のストレス解消以外に効果のあるお茶*

《血行促進の働きがあるお茶》
『鬱証』の中でも「気滞血オ」タイプに効果があります。
「ウコン茶」・・・・・カレーの香辛料の「ターメリック」と同じ原料です。
「玫瑰茶(まいかい)」紅茶にローズやはまなすの花をブレンドしたお茶です。
「田七人参茶」
    
《その他の効果のあるお茶》
「菊花茶」・・・のぼせ・ほてり・イライラなどを鎮めてくれます。
「気鬱化火」のタイプに効果があります。
「なつめ茶」・精神安定に効果があります。「不眠」や寝る前に飲むとよいです。


現代社会において多くの人がストレスと対面しているにもかかわらず一部の方しか鬱病が発症しないのは、やはり鬱病にかかり易い性格というのがあるからです。
また鬱病は早期に治療をすればするほど直りやすい病気です。ところが鬱病は早期の内は他の病気と勘違いされているケースがとても多いです。「鬱病にかかり易い性格」と「鬱病の早期発見のポイント」を記載しておきますので何かの参考にしていただければと思います。

*鬱病にかかりやすい性格*
1.仕事熱心 2.責任感が強い 3.凝り性 4.頑固で融通がきかない 
5.きまじめ 6.几帳面
 
必ずではありませんが以上にあげたような方が何らかの刺激や変化を受けた時に鬱病にかかり易いと言われております。

*鬱病の早期発見のポイント*
=身体的症状=                =精神的症状=
・朝早く目が覚める 眠れない        ・朝に憂鬱感がある
・食欲がない 嘔吐感がある         ・疲労感 無気力 
・頭痛 肩こりなどの身体の痛み       ・決断力や集中力の低下
・体重が減った               ・注意力散漫
・性欲の減退・自信の喪失          ・自信の喪失・自殺願望
    
鬱病は最初に「身体的症状」が出現してくることが多いようですのでこれらの症状を見逃さないのがポイントになります。もちろんこれらの症状は鬱病以外でも出現しますから、その程度が強かったり長引くようであれば鬱病の可能性が考えられます。更に精神的症状を併せてチェックすることをお勧めします。
先ほども述べましたが鬱病は早期に治療を開始すればするほど治りやすい病気ですから、以上のポイントを参考にチェックしてみて下さい。
又、抑うつ感等でお悩みの方は、けして一人で抱え込んで悩まずに家族の方や専門家に相談をして下さい。

尚、当ホームページの「針灸体験談」のコナーにも「鬱病」の記載がございます。興味のある方はそちらの方もご覧下さい。

最後になりましたが、ホームページのため詳しい説明が出来ず紹介程度になってしまいましたが、何か不明な点やご質問がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。

 


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