◎ 中医学の特徴、Q&A ◎

Q:受診する時の注意事項はありますか?
A:医療機関によっては「中医学(東洋医学)外来には化粧をせずに来て下さい」と案内するところもあります。
それは、血液検査や画像診断を重視する西洋医学に対し、中医学(東洋医学)では患者さんの様子や顔色などの情報を重視するからです。
例えば爪の色で血の巡りの状態を、顔色や目の下のクマなどから様々な症状の徴候を読み取ります。
ですから、受診の際には出来ればノーメイクに近い状態で、マニキュアも落としておいた方がよいでしょう。
また、中医学(東洋医学)では舌診・脈診・腹診という診察がありますので、予め理解しておくと良いでしょう。

Q:どのような病気に中医学(東洋医学)は効きますか?
A:西洋医学と中医学(東洋医学)には、それぞれ得意な分野があります。
中医学(東洋医学)は肩こりや冷え、月経異常など女性特有の血の道・検査数値などに出てこない病気や、西洋医学的には病気と捉えられないもの、体質改善が必要な症状にとくに有効です。
ただ、命の危険にかかわるような重篤な感染症や肺炎などには西洋医学による治療が優先されます。

Q:針灸治療は長く続けないと効果が出ない?
A:治療を続けることで体質や体調を改善していくのが針灸の大きな特徴です。
そのため、長く治療をしないと効果がでないと誤解を招いているのかもしれませんが、カゼの症状を緩和したり、痛みをとる治療など、即効性のある治療もあります。
針灸には、生体機能を調節する働きをもつものと、患部に直接作用するものとがあります。
体調や体質を改善しつつ不快な症状を取り去っていく前者の場合は、比較的効き方が緩やかで、症状や病気の程度によりますが体調の変化に気づくまでに1〜2ヶ月ほどの期間を必要とすることがあります。
一方、後者の治療は比較的に短期間に効果を表します。
例えば、月経痛に痛み止めや、アレルギー性鼻炎の治療には個人差はあるものの治療後すぐに効果 があらわれる場合もあるのです。
ただ、この場合は本質的な体質改善はされておらず、一時的に症状を緩和させたに過ぎません。

Q:複数の治療を同時に行なっても大丈夫ですか?
A:一般に西洋薬では複数の症状があればその数だけの薬の種類が多くなります。
一方、針灸のツボには様々な効果が含まれているので、一治療で複数の症状が改善されることもあります。
一つの治療で足りない場合に、それを補うために複数のツボを併用することはよくあります。

Q:針灸治療と西洋薬を併用しても大丈夫ですか?
A:相乗効果や西洋薬による副作用を抑える作用が期待されるので、併用されるケースはたくさんあります。
例えば、抗がん剤による倦怠感や向精神薬による咽喉の渇きなどの副作用を抑えるために針灸治療が使われることがあります。
しかし、たとえばカゼなどをひいた場合に、冷えによるカゼの場合、中医学(東洋医学)では体を温める治療を行ないます。
なので体を温める働きを持つツボと解熱剤などの西洋薬を一緒に飲むようなことは、互いの作用を相殺してしまいます。


◎ 中医学(東洋医学)の外来受診について ◎

一般的中医学は何科何科にはっきり区別しておりません。
外科的手術以外の疾患・症状は、応々にして対応ができます。
なぜならば、中医学は、一人の人間の体を細分化せず総合的に診て行きます。
人間の体は、全てつながりがあり、臓腑の関係を保っているからです。

受診治療は、受診者の体質や体のエネルギーバランスの失調をさぐり出し、失調したバランスを調整することで疾患や症状改善、元気への回復となります。
逆に色々な症状を抱え、お悩みの方は、中医学への受診もよろしいかと、総合的に診て行くのも、一つの手と思われます。
尚、学識と臨床経験豊富の先生を探し出す事も大切です。

 最近、「中国ハリへ数ヶ月通っているのだけれど、症状がいっこうに改善されない」という相談がよくあります。この様な場合、その治療院が本来の中医学理論を活用して治療に当たっていないということが殆んどです。
何故かというと、中国針や太めの針を使用するだけや、強めの刺激をするだけの治療であっても、『中国ハリ』とうたっている鍼灸院が日本には多数存在するからなのです。
中国ハリで一番大事なのは理論です。ですから、中国針や太めの針を使用するだけの治療や、強めの刺激だけの治療は到底本来の『中国ハリ』とは言えません。
中医学理論があって、初めて中国針や強めの刺激といった道具や技が生きてくるのが中医鍼灸(中国ハリ)なのです。
しかし、この中医学理論をしっかり学ばれておられる先生は残念ながら今の日本ではとても少数です。当然、そのような先生が少なければ、中医学理論を学ぼうと思っても、学べる場所も少ないわけです。又、中医学理論の根底は中国古代哲学から派生しているため、とても奥が深く、独自な概念を持ちます。そのため中医学理論をしっかりと学ぶには莫大な時間を掛けなければなりません。
以上のような理由から日本では中医学理論をしっかりと学ばれておられる先生は少なく、中国針や太めの針や強めの刺激をしているだけの治療でも、中医鍼灸(中国ハリ)とうたっている治療院が存在してしまうのです。又、1〜2年位 中医学理論を学んだだけで、中医鍼灸(中国ハリ)とうたっている治療院も少なくありません。
残念ながらこのような治療院では本当の中医鍼灸治療は受けられません。
しかし、一般の患者さんが、自分の通っている治療院が本当の中医鍼灸院なのかどうかを判断するのは、なかなか難しいことです。
しかし、今の日本では、東洋医学ブームなどと言って、中医鍼灸をうたっている治療院が増えてきているのも事実であります。ですからこのHPをご覧の皆さんには、是非とも本当の中医鍼灸を体験していただきたいと願っております。そのためには皆さん自身が本当の中医鍼灸を見分ける目を持つしかありません。

 そこで見分けるチェックポイントを挙げますので参考にしてみて下さい。
@ あなたの通っている鍼灸院では、丁寧な問診・舌診・脈診などを行い、色々な角度から患者さんの情報を収集していますか?
特に詳細な問診はされていますか?

A あなたの通っている鍼灸院では、局所(痛みのいある部位 や病んでいる箇所)のみではなく、他の部位にも針をうっていますか?(中医鍼灸では局所のみではなく、他の場所にも針をうちます)

B あなたの体質や気血水のバランスの崩れを、中医学的にわかりやすく説明してくれますか?(中医学を本格的に学ばれておられる先生であれば、少なくともこの「疾患別 ・わかる東洋医学診断」に記載されているような理論で説明ができます)

以上になりますが、もしもこれらの項目の中でNOがあった場合はBについてもう少し先生に質問してみてはいかがでしょうか?
しっかり中医理論を勉強されている先生なら分かり易く説明してくれるはずです。是非参考にしてみてくださいませ。

 


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