楊先生のちょっとためになる話  

2003/11/第九回:「冷え性」対策万全ですか?



 皆さんこんにちは。院長の楊 志成です。
 気が付けば、もう11月、日に日に寒さが増してきましたね。「冷え性」に悩む方には憂鬱な季節の到来です。そこで、今回の「ためになる話」では女性の大敵である「冷え性」対策についてちょっとお話ししようと思います。
 毎日の生活の中、ほんのちょっとした工夫をするだけで、「冷え」を和らげてあげる事が出来ますよ。寒い冬を快適に乗り切るための参考にして頂けたらと思います。お風呂に入る時、お休みになる時などに思い出してお試し下さい。




 辛いものを食べると体がポカポカして汗をかきます。それは、唐辛子などに含まれるカプサイシンの働きによるものです。けれど、注意してください!汗をかけば、確かに体が温まりますが、汗となって水分も放出されるため、その後は急速に体が冷えてしまうのです。エネルギーのある健康体の人なら、それでも問題ありませんが、「冷え症」の方の場合はその後の「冷え」がダメージになることもあるのです。
  ですから、「冷え性」の方には、辛い食べ物より、体を温めるといわれている、しょうがやネキを食べる事をおすすめいたします。また、体を冷やしてしまう冷えた飲み物や果 物も厳禁ですね。果物は加熱するかドライフルーツを、飲み物も必ず温かいものをとるようにしましょう。


 手軽に布団の中をホカホカにしておける電気毛布は、寒い季節は欠かせません。けれど、電気毛布を使っていると体が乾燥しがちですよね。乾燥肌や脱水にならないためにも、一晩中使うのは避けてタイマーをかけたり、寝る直前にスイッチを切ったりして、寝入りばなだけの使用に抑えるのが良いでしょう。
  また保温は、頭寒足熱が鉄則です。足元が温まれば、全身も温まりますから、電気毛布は足元だけに使い、体が脱水しないよう配慮したほうが良いですね。電気毛布が無い方は、使い捨てカイロを足元に貼ったり、昔ながらの湯たんぽなんかもよいでしょう。この方法なら体が脱水することなく、朝までぐっすり眠れるので、電気毛布を使うことが心配な人はこちらを使ってみてはいかかでしょう?


 冷えから体を守るためには、足元の保温が特に大切です。ですから、寝るときに靴下をはくのはとても良いことです。ただし寝ている間、私たちの体は大量 の汗をかきます。この汗をそのままにしておくと却って冷えの原因になってしまいますので、できるだけ吸湿性のいい絹素材の靴下をはきましょう。さらに指の間の汗もしっかり吸いとってくれる5本指タイプなら、言うことなしですね。
  よく足がほてるという人がいますが、これも立派な冷え症予備軍の症状です。冷水の中に手を入れてから出すと、手がほてるのと同じ理屈ですから、こういう症状の方も足を温めてあげるのが効果 的ですよ。



 お風呂上がりに足に水をかけると、その後全身がポカポカと温かくなります。これは水によって交感神経が刺激され、血流の流れがよくなるためです。「冷え性」対策にもこの方法は効果 的だと言えます。ですが、お風呂にゆっくり入っても、湯上がりのあとすぐに全身が冷えてしまうようなひどい冷え症の人の場合は、湯上がりに水をかけるのは避けてください。そんな方の場合は却って体を冷やすことになりかねないからです。こういう方は、お風呂でジックリと体を温めた後、無理をしないですぐに温かい布団の中に逃げ込みましょう。
  またシャンプーで髪がぬれていると、それが冷えるにつれ体の熱を奪ってしまいます。ですから髪を洗ったらドライヤーで素早く乾かして、体が冷え切らないうちに布団に入って寝てしまうのが得策ですね。

 



温かいと感じる程度のお湯(約40度)に体の芯が温まるまでゆったりと5〜10分以上入ります。体質により、のぼせやすい方は約5分、冷え症の方は10分以上入るのがよいですね。

熱いお湯は、すぐに体は温まりますが、これは体の表面 が急速に温められただけで、体の芯までは温まっていません。また急速な加熱によって発汗しやすくなるために、逆にお風呂から上がったあとは早く体が冷えてしまいますので、気を付けるようにしてください。

入浴後も血行がよく体が温かい状態を維持するには、じっくりと温まった後、膝より下に冷たい水を風呂桶2杯程かけてからあがるのが良いですね。
しかし、上の章でも説明しましたように「冷え」のひどい人には、冷水をかけるのは却って逆効果 になりますので気を付けてください。

 




  寒〜い冬は、手足の冷える人にはつらい季節ですね。ひどい方になると、手足が冷たいだけでは済まないで、下痢をしたり、便秘と下痢を交互に繰り返したり、月のものが不定期になったり、下腹が痛くなったりと、冷え以外の症状がたくさん出て悩まされます。何とか手当てをして、少しでも苦痛を軽くしましょう。



  手足の冷えを防ぐうえで大切なのは、とにかく体を冷やさないことです。ウールやシルク、化学繊維などの、保温に優れた素材の下着をもう1枚重ね着しましょう。そして「寒いな」と思った日は見栄を張らないで、スカートでなくパンツをはいたり、手袋や膝上までの靴下で体を冷やさないようにしましょう。ことのほか大切なのは首です。ショールやストールなど巻いたり、タートルネックのセーターを着て、首を温めましょう。食べる物も、温かい料理がよいのは当然です。ねぎ、しょうが、とうがらし、こしょうは体を温めてくれます。スープにして飲むとよりよいでしょう。
  ツボを押すのもよいのですが、お灸をすえれば、すぐに体がぽかぽかしてきますよ。 下に「冷え性」によいとされているツボを書いてみましたので是非お試し下さいね。お灸も市販のもので十分効果 が出るはずです。


足の内くるぶしの出っぱりから、ひざに向かって指幅3本分上の、すねの骨の後ろ側のくぼみの中です。

手首の手の甲側のしわの真ん中、2本の骨の間です。


腹の左右中心線上を、へそから下りていくと骨(恥骨結合)にぶつかる。その骨から指幅1本分へそ寄りです。



今回のためになる話、いかがでしたか?
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院長 楊 志成

  

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