楊先生のちょっとためになる話  

2003/10/第八回:秋・冬の上手な過ごし方について



 皆さん、こんにちは。院長の楊です。
 10月に入って急に気温が下がり始めましたね。ついこの間まで半袖の服を着ていたのに、今はもう長袖じゃないと肌寒いぐらいです。 こんな時期は気温の変化に身体がついていけず体調を崩される方が多くいらっしゃいます。「体が冷えてきたな」と思ったら、もう一枚上着を羽織ったり、暖かい飲み物を飲むなどして体温が下がりすぎないよう注意してくださいね。
 さて、今回の「ためになる話」では、そんな気温が下がる時期の過ごし方について少しお話ししています。今回のお話を読んで、皆さんの体調管理に少しでも役立てていただければと思います。


 夏が終わると、からっとした晴天が続き、さわやかな季節がやってきます。 だれもが気分よく過ごせそうな秋ですが、苦手とする人もいます。 この時期はアレルギー疾患が悪化しやすいので、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎の人にはつらい季節なのです。
 このことは呼吸器である「肺」と秋との関係を表しています。
 中国医学でいう「肺」の機能には、呼吸機能を調整する働きがあるとしていますが、呼吸は鼻や口からだけでなく、皮膚でも(皮膚呼吸)おこなっています。そのため、皮膚も肺の一部と見なすのです。喘息や鼻炎はもちろん、アトピーも肺と密接な関係にある病気ということになります。本来、肺はみずみずしく潤った状態を好む臓器であるため、秋のように大気が乾燥した気候になってくると、アレルギー体質ではなくても風邪をひきやすく、から咳が出たり、声がかれやすくなるのです。
  このような症状が表れると、肺の潤いが不足していると考えられます。ですから、こうした状態を防ぐためには、呼吸器を鍛えるとともに、肺を潤す食べ物などを積極的に摂ることが大切です。
  呼吸器を鍛えるのに、もっとも有効な方法が深呼吸です。 気持ちをリラックスさせて、静かに息をはききり、そしてゆっくりと息を吸います。公園など、自然に囲まれた環境でおこなうと、一層効果 的です。 簡単なことですが、呼吸機能を高めることができますので是非、試してみて下さい。
  また、秋は肺を潤す食材を補給して、乾燥から身を守りましょう。 とはいえ、単に水をがぶがぶ飲むのでは、肺をうまく潤すことはできませんから、梨、レンコン、はちみつ、白ごまなど、肺を潤す作用がある食材を適度に取り入れるのが上手な方法です。
 最近、なんだか喉がいがらっぽいな、なんて思われている方は是非お試し下さいね。

 


 冬は寒さから身を守るためのエネルギーを体の中にたくわえておく季節です。 夏と同じようにエネルギーを外に向けて発散し続けると、寒さに「熱」を奪われ、体力をどんどん消耗してしまいます。そこで体はこれを避けるため冬になると毛穴をキュッとひきしめて、余分なエネルギーを外にもらさないようにします。
  そうした体の適応性を補助するために、服装も薄着ではなく、きちんと着こむことが大切です。薄着で過ごせるほど部屋を暖かくしすぎると、せっかく閉じていた毛穴が開いてしまい、汗といっしょにエネルギーまで、漏れ出してしまいます。その状態で外の冷気にあたってしまうと、風邪(体にとって好ましくない気、特に寒気)が体の中に入り込みやすくなり、くしゃみや寒気などの症状を引き起こします。 部屋の温度は28度前後に設定し、皮膚の扉を閉じ、衣服の工夫で体の熱を逃さないようにするのが良いでしょう。
  この時期は、生活のペースを少しゆるめ、体を補う食べ物を摂りたいものです。 米などの穀類やにんじん、大根、イモなどの根菜類、体を温める羊肉などでしっかりとエネルギーをたくわえ、寒い冬を乗り切りましょう。
  忘年会やお正月、新年会とイベントの多い季節ですが、食べ過ぎ、飲みすぎには充分注意してくださいね。

 



 

 当院の養生灸ポイントです。季節の変わり目に大変良い灸点を挙げてみました。 お灸が苦手な方は指圧を行ってあげるだけでも違ってきますので、どうぞお試し下さいね。


位置 おへそから指4本のところ

関元と言うツボは、元気の関所と言う意味あいで、その名が付けられました。
このツボを定期的に指圧、或いはお灸をすえてあげると体力増進、疲労回復につながります。


位 置 むこうずねの外側を下から上にさすりあげ、指の止まるところから外側に指2本のところ

足三里は三千里(12km)歩いても疲れないと言う意味あいがあるツボで体の免疫力や体の中の活動エネルギーを出させるツボです。


位 置 内くるぶしの最も高いところから指4本上のケイ骨の際

三陰交は、漢方医学の中で、脾・肺・腎の3つの臓器エネルギーが交わる道筋のポイントで血液を流したりするのに役立つツボです。体の新陳代謝を良くします。

 

この3つのポイントを常時刺激してあげると必ず体に良い結果 がでます。 (お灸がこわい方は指で押さえるだけでも効果があります。)
  他に、寝付きの悪い方や目の覚めやすい方には、失眠というツボがおすすめです。

位置 かかとから指3本のところ


 強いストレスがかかると、全身がコリ固まってしまいます。コリは、肩や首、腰などだけではなく、頭、顔、手、足にも、自覚がなくてもうまれるものです。コリが強くなると、痛みで眠れないこともあります。また血行が悪くなるので、冷えや、全身のだるさで眠れない場合、日常の問題になってしまう可能性もあります。
 コリは、コリを強く感じる部分を直接刺激するよりも、ツボを刺激させて全身の緊張を解きほぐす命令をだしてやった方が効果 的です。
  なぜ、耳たぶ?と思うかもしれませんがじっくり続けると体が軽くなることを実感できるので、根気よく継続しましょう。

<マッサージの方法 >
  耳たぶを親指と人差し指で挟みツボを刺激します。やさしく摘んだり、少し強めにしたりを繰り返してみてください。

●このマッサージは、夜寝る前にするのが効果 的です。
●ツボを押すときは、あまり強く押さずになでるようにして押してください。
●強く押しすぎると、刺激を与えすぎて血行を悪くしたりしてしまうこともありますので、ご注意ください。
●マッサージの回数は、5〜10回、1〜2分間だけにしてください。
●1回に長い時間続けると、かえって体に負担がかかりますので、ご注意ください。



今回のためになる話、いかがでしたか?
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院長 楊 志成

  

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