楊先生のちょっとためになる話  

2002/06/第四回:夏バテ予防と梅雨時の過ごし方は?






こんにちわ、院長の楊です。
最近は暑い日が続いていますが、皆さんは夏バテ等していませんか?
また、この一時的な暑さが過ぎると、あの鬱陶しい梅雨の季節がやってきますね。
そこで、今回のちょっとためになる話は「夏バテ予防」についてと、「梅雨の過ごし方」について少しお話したいと思います。

 

夏バテは、鍼灸でも予防・改善する事が可能ですが、それ以前に食べ物でも予防・改善をすることが出来ます。
その代表的な食べ物が以下の3つの食材です。

緑豆・レンコン・冬瓜

これらの食材は、いずれも身体の熱を取り、のどの乾きをいやします。
どれにより、冷たいものを摂りすぎて、からだ(特に胃腸)を冷やし、食欲不振などを伴う夏バテになるのを防ぐ効果 があります。ただし、トイレの近い人、冷えのある人は逆効果 になる場合もありますので多食しないように気を付けて下さい。

緑豆(リョクズ:モヤシの種です。)
中国では、昔から常に緑豆(リョクズ)を病気の予防治療に利用する習慣があります。
緑豆60グラムを煎じて(水5:緑豆1の割合で、土瓶などで煮出します)お茶代わりに飲むと良いでしょう。汁のみ飲用する場合は、とろ火で30分、皮も食用とする場合は、とろ火で40分煮出してください。飲みにくい人は、ハチミツで味を調えると良いでしょう。
これは、
夏季の清涼飲料として大変よく、糖尿病にも効果 があります。

レンコン
レンコン250グラムを薄切りにし、レモン薄切り適量 を氷水で30分ほど冷やした後、ハチミツ適量(お好みの甘みがでるぐらいです)を混ぜ、食べます。

冬瓜(トウガン)
冬瓜(トウガン)半分を2リットルの水でトロトロになるまで煎じてお茶代わりに飲みます。黒砂糖を好みで混ぜるとより良いでしょう。

上記3つの食材以外でも、
旬に合った食べ物を積極的に摂るようにしましょう!


夏には緑豆、なす、キュウリ、スイカ、トマトなどの涼性食品を食べると、皮膚が涼しく感じ、吹き出物が少なくなるので、暑気払いに食べると良いでしょう。また、羊肉、牛肉などの温性食品を食べ過ぎると出血や吹き出物が出やすくなりますので、お肌が気になる人は特に気を付けて下さい。
旬の食材というのは、その時期の身体に良い影響を与える成分が多く含まれているものです。今では年中どの食材も手に入ってしまうので見失いがちですが、ご自身で積極的に旬の食材を摂るように心がけると 自ずとからだの調子も整ってくることと思います。

夏バテに効くツボは?

手軽にできる「つぼ療法」としては、夏バテの時に元気を出させるツボして「涌泉(ゆうせん)」というツボがあり、場所は足の裏のちょうど中心よりやや上(指の方に)です。足指をまげるとちょうど「くぼみ」の出来るあたりです。ここを、丁寧に20〜30回押圧するとよいです。

 

 

梅雨の自然条件は、「湿気」です。
この時期は暑くて、雨が多く、上空からの暖かい空気(陽熱)と地面 に降った雨が蒸し合って「湿気」となり、一年中で「湿気」がもっとも多い季節になるのです。
この時期に、長い間雨に打たれたり、よく乾燥していない服を着たり、「湿気」の多い所に居住していたりすると「湿邪」によって病に至ってしまいます。

「湿邪(しつじゃ)」って?

「邪気」とは、体に良くないもの、いらないものという意味です。「湿邪」とは、読んで字のごとく「湿気の邪気」という意味で、湿気は毛孔から体に侵入する体には有害なものなのです。これが体に入り込むと下記のような状態になることがよくあります。
「湿邪」は重く濁っていて、粘りっこく、下降していくという特徴があります。
「湿邪」に侵されると、胃が重苦しく、腹部が張ったり、下痢をしたり、むくみを起こし、また頭やからだが重々しくなり、関節痛も起こりやすくなります。

「湿邪」に対する食べ物は?

・ハトムギ
・トウモロコシの花柱(ヒゲ)
・スイカ
・小豆
・鯉
・ドクダミ


等の食材が良いでしょう。これらの食材は、湿気を取り、利水効果 が有ります。
ハトムギや小豆はお粥に入れると良く、鯉はスープにして黒豆と一緒に煮て食べると良いでしょう。
トウモロコシのヒゲ、スイカの皮は、適量 の水で煮出してその汁を飲みます。コレからの季節は、トウモロコシやスイカを食べる機会が増えると思いますので、是非試してみて下さい。
ハトムギはお茶にして常飲すると効果が有ります。 この場合は、やはり冷えた物よりは暖かい物を飲むことをお勧めします。

また、夏に発汗の多い方は、レモン水(レモン果汁・水・蜂蜜少々を混ぜたもの)や、紫蘇の葉茶(紫蘇の葉を細かく刻んだものをお茶に入れて飲む)などを多く摂ると、毛孔が引き締まって発汗をコントロールしのどの渇きをいやしてくれる作用があります。

 

これらの食材を積極的に摂ることによって、「湿邪」を追い払うことが出来ることでしょう。
梅雨が本格的になる前から、これらの食材を摂るように心がけるようにしたいものです。


さて、今回は「夏バテ」と「梅雨」について簡単にお話ししましたが、如何でしたでしょうか?少しでも皆さんの健康のための参考になれば、と思います。
一通り、効果の有る食材をあげましたが、それに加えて旬の食材を積極的に摂られることで、「バテ」た状態をはねのけるからだを創ることが出来ると思います。
 ここにあげた食材について、もし不明な点などございましたら気軽にメールなどでお問い合わせ下さい。
また、症状が特にひどい場合は、メール又はお電話にて直接当院にご相談下さい。できる限りお力になりたいと思います。

それでは、これからが夏本番です、蒸し暑さに負けないよう頑張りましょう。

院長 楊より



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