楊先生のちょっとためになる話  

2006/12/第十八回:風邪の中成薬と利用法について



 皆さんこんにちは。院長の楊 志成です。
 暖冬と言われる今年ですが、そんな中でもインフルエンザは流行しているようですね
。例年よりも暖かいとは言え油断は大敵、 皆さまは風邪対策大丈夫でしょうか?
 
さて今回の「ためになる話」は、『風邪の中成薬と利用法』 についてお話ししたいと思います。いくら気を付けていてもひいてしまう風邪。その風邪の予防法と、ひいてしまった時の対処法をお教えしたいと思います。是非参考になさってくださいね。


 


 「中成薬」
という言葉は、あまり聞き慣れないかと思います。漢方薬を錠剤や丸薬にした状態のもので、利便性を追求し、煎じる手間を掛けず、飲用できる漢方薬の事を指します。
 ところで、漢方薬と言うと「慢性病に効く薬」と思っている方が多いようですが、実は急性病にも効く薬などがございます。今回のコラムでいくつか紹介いたしますので常備して頂きたいかと思います。風邪に関してはその時の症状にあった薬を飲めばかなりの即効性が期待できます。
 中医学の考えでは、症状を押さえ込むのではなく、体が自然に治ろうとする力を助ける形で働くため、体に負担をかけることもありません。薬の特徴を知り、家庭の薬箱の中にいくつかの中成薬を用意しておくことで、風邪や胃腸病、肩こり、腰痛、かゆみといった日常的なトラブルに上手に対応ができるかと思います。では、風邪用家庭の常備中成薬をご紹介していきましょう。





 


 風邪の予防には、板藍根中成薬を常備すると良いです。漢方薬店などに行かれると、粉末や固形状になって販売しています。お湯でといて服用します。「板藍根」には、体の余分な熱を取り除く作用と、解毒作用がありまして、抗ウィルス作用があり現代医学的な実験でも認められています。
●抗ウィルス作用
 「はしか」、「おたふく風邪」、「水疱瘡」、「急性肝炎」、感染率の高いウィルスによって発症する病気に対して、有効な作用のことをいいます。
 ちなみに中国では、インフルエンザが流行するシーズンには学校でも家庭でも「板藍根」を飲む習慣があります。副作用はほとんどないため、小さなお子様にも飲んで頂けます。長期に服用しても大丈夫です。




 


 さて、いくら予防を心掛けていても、一年に何度かは風邪をひいてしまうこともあると思います。 その時は、病院で診察を受けるのも大切ですが、風邪のひき始めや、それほど症状がひどくない場合は、中成薬で対処することも可能です。
ただ風邪と言っても、いろいろなタイプがありまして、見きわめを間違うと、かえってこじらせてしまうこともありますので気を付けてくださいね。
風邪には次のようなタイプがございます。タイプに合わせた中成薬で対応してみてくださいね。




 寒気や悪寒がして顔色が青いこのタイプは風邪のひき始めに多く、ぞくぞく寒気がして水っぽい鼻水が出るという症状です。のどの痛み炎症がないようなら、体を温めて発汗させる「葛根湯」が効きます。「葛根湯」は、体を温めて発汗させ、血流をよくする作用があり、また頭痛肩こり筋肉痛などの改善にもよいです。




 発熱があり、顔色が赤く、のどが痛む、同じ風邪でも赤い顔をして、フーフーしているような時は、体の熱を冷ましながら発汗させる方法が有効です。のどが赤く腫れ、鼻水や痰が黄色くねばる、発熱といった症状の場合は、「銀翅散」が効きます。インフルエンザなどにも効果 があります。しかし「銀翅散」に他の生薬を加え、抗炎作用を高めた「天津感冒片」も良いです。薬を飲むと汗がじわっと出て、症状が緩和していきます。




 下痢や嘔吐をともなう時、梅雨時や夏場にひきやすいのが、下痢や嘔吐、食欲不振をともなう胃腸方の風邪です。このタイプは体内の余分な水分を取り除いて、胃腸の働きを高め、軽い発汗作用で風邪のウィルスを外に追い出す「カツ香正気散」が良いでしょう。




 風邪の常備薬として、家庭に用意して頂きたい中成薬をいくつか紹介させて頂きました。また、食生活、体のメンテナンス、肌のケアについてご相談、質問のある方は、楊中医鍼灸院へお問い合わせ下さい。
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今回のためになる話、いかがでしたか?
内容についてのご質問や、ご相談などいつでもうけつけております。
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院長 楊 志成

  

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