鍼灸治療体験談


  帯状疱疹(たいじょうほうしん・帯状ヘルペスとも呼ばれます)は、 水泡を引き起こすウイルスが、神経細胞の中に侵入し、再び活性化した時に発症します。
 発症する原因としては、疲労、体力の低下、免疫力の低下が挙げられます。また、風邪を引いた後や、睡眠不足、ストレスが長く続いている時も発症しやすくなります
  症状としては、ウイルスが再活性化すると、だいたい体の片側、または顔など限定された部位 に、痛みや痒み、チクチクする感じが現れます。また、顔の外側に向けて伸びて行ったり、或いは、背骨(脊柱)から外側に伸びる神経に沿って、ウイルスが広がって行く時に、痛みが生じます。この痛みは数日、またはそれ以上続くことがあります。その後、小さい水ぶくれをともなう赤い発疹が現れます。これは、4〜5日間広がり続け、体の片側に帯状の模様を形成します。水ぶくれは、数日で乾いてかさぶたになり、2〜3週間後には剥がれて落ちます。
 ここで、注意して頂きたいことが二つあります。一つは、水ぶくれには、伝染性のウイルスが存在していますので、他人との身体的接触、特に、妊娠中の人との接触を避けて頂きたいという事です。二つ目は、眼の回りに発症された時は、こすって水ぶくれを破かないようにして頂きたいという事です。ウイルスが眼球に入り込むと、時には失明を起こす事もあります。水ぶくれが自然に乾燥するまで待つよう、くれぐれも注意して下さい。
 
 < 帯状疱疹の後に痛みが続く場合
  帯状疱疹の発作が終った後、数ヶ月間ないし数年間も持続する痛みは、帯状疱疹後神経痛と呼ばれます。 これは、帯状疱疹にかかったことのある人の50%が発症します。帯状疱疹後神経痛は、長く痛みが伴い、非常に苦痛な状態です。痛みによるストレスで、不眠になる方や、うつ状態になる方もいます。
 
 では、 中国医学的には帯状疱疹はどの様に治して行くのでしょうか?
 
 帯状疱疹は、まず鍼治療で、発症した部位に鍼を施術し、ウイルスが広がって行かない様に手当てをします。そして、先に述べた様に、帯状疱疹は、疲労や免疫力低下によって起こりやすいので、体のエネルギーを補充してゆく鍼治療を行ってあげます。そうすることで、体力が底上げされ、自然治癒力が活性化し、早期回復につながります。
 また、鍼治療には鎮痛効果があります。鍼治療を行うと、体内からエンドルフィン(麻酔薬物質)と言う物質が生産され、鎮痛作用に働きかけます。当院では、その鎮痛に優れたツボの配穴処方を組み合わせることで、より効果 の高い治療を行なっています。
 尚、受診は早ければ早いほど、短期間に傷みから開放されます。また、これらの治療も早めに行なうことで、帯所疱疹後神経痛になるという心配もありません。
  しかし、たとえ帯状疱疹後神経痛になってしまった方でも、鍼治療を受けて頂く事により、苦痛を和らげる事ができます。長年、痛みで悩んでいる方は、是非一度、鍼治療の手当てを試みるのも良いかと思います。また、単に鎮痛剤だけを長く服用しているが効かないという方も、どうぞご相談下さい。

 今回は、豊胸治療についてお話したいと思います。

 〈鍼灸院による豊胸治療はどのような効果 が望めるでしょうか?〉
 乳房は、人体の経絡というものと深い関わりがあります。 経絡とは、人体にエネルギーを回すルートのことで、中国医学の概念に存在している大事なルートです。 また、乳房は臓腑(臓器エネルギー)と気・血エネルギーとも密接な関係が有ります。
 
 人体には、基本的に「十二経絡」と「衝任脉」という経絡があり、これらはすべて直接的、間接的に乳房の回りを通 過しています。そして特に、「肝臓、脾、胃、腎臓の各臓器の経絡ルート」と「衝任脉ルート」は乳房の生理活動と深く関係しています。ようするに、これらのエネルギールートは皆、乳房の回りを通 じて生理活動に関与している状態なのです。
 乳房の成長が遅れている方、発達しずらい方などは、これらのルート線になんらかの原因がある、と中国医学では考えています。そしてこれらのエネルギールート線上にあるツボに刺激を与える事で、エネルギーが上手く回り、乳房が成長して行くよう促してあげます。
 また、このルート線上のツボ刺激に加えて、内分泌のホルモンを調整するツボにも、乳房周囲の血行を改善したり、リンパの循環改善を促して、乳房の成長へとつなげていく効果 があります。

 乳房の成長周期は、 だいたい四段階の周期に分けられます。
 1. 思春期の発育期(平均年齢は10歳前後から)
 2. 成熟期(約22歳位まで)
 3. 妊娠期
 4. 老化期等
 ※毎段階で乳房の大小と形状はその時のホルモンの状態で変わります。
 
 〈治療を受ける時期 について

  @ 黄金促進期初潮が起きてから三年後で、乳房が依然として平坦な方
 この時期は、治療に最も適している時期と言えます。
 効果も顕著にあらわれやすいです。
 一般的に治療期間は、週2〜3回、3ヶ月くらいで効果が出てくるでしょう。
 ただし個人差があります事を予めご理解下さい。
 
  A 成熟前期22才前
 女性の場合、「結婚」、「出産」という過程があるので、その為に乳房の成長に許容量  を残してあります。
 この時期に治療を受ける場合は、週2〜3回、4ヶ月くらいで効果が出てくるでしょう。
 
  B 成熟期22才以降
 乳房の発育成長が大体満期に達します。
 ですがこの時期で、まだあまり乳房の成長が見られない方、胸が平坦気味の方。
  多少発育を促すチャンスはあります。
  ただ、上記で述べた二期より治療時間はかかります。
  使用するツボは、「手足」「前胸部」に有るツボです。
  それらを刺激して、全体の体調を整えつつ、ホルモンの促進を促し、豊胸につながる様に手当てをして行きます。
 一般的には治療箇所は胸だけかなと思われがちですが、手足にも関係のあるツボがありますし、また多少体質によって様々なツボを使用したりします。
 
  中国医学の場合は、やはり「体全体を整えて行く」ことに意義があります。西洋医学では、乳房の成長本来なら、女性ホルモンとの関係が深いので、女性ホルモンの調整だけを考えますが、中国医学はそうではありません。
  体質、体調を整えつつ、女性ホルモンの促進も調整するという考えの基で治療を行なっています。

 
 〈 豊胸治療を補助する療法〉

  ●漢方薬の併用
  漢方で女性ホルモンの分泌を促しながら、乳房の回りの気血の流れを促進させ、 胸部  に栄養素が上手く回るようにして、発育成長を促します。

 ●薬膳療法
  家庭内で定期的に作り、召し上がって頂きます。
  薬膳の内容は、その方の体質に合わせて指導して行きます。

 ●マッサージ
  乳房や乳房の成長と関係の有る経絡ルート(エネルギーの通り道)にマッサージを行  ないます。
  入房の成長が遅れがちな方は、胸部の回りに“しこり”のあるケースがよくあります  。これは中国医学で言う「気結」といって、エネルギーが一ヶ所に詰まって停滞して  いる状態をいいます。そのため、入房の成長が止まってしまっているのです。
  マッサージを行なうことで、気結がほぐれ、気のエネルギーの流れがよくなり、止ま  っていた成長が再開されることがしばしあります。

 ●乳房の成長を促す食物の摂取
   牛乳、チーズ、玉子、小魚の乾、
   干しぶどう、なつめ、枸杞子、赤豆、
   なす、山芋、ジャガイモ、青唐辛子、人参、かぼちゃ、
   りんご、パパイヤ、桃、梅、かぼちゃ、
   牛筋(ゼラチン質の物)、鶏肉のスープ等。




 〈豊胸治療での効果が期待出来る方〉

 1. 発育不良でAカップにも未たない方
   ブラジャーを付けていてもずれてしまう方
 2. 乳房が横に広がり、下垂している方
 3. 産後に乳房が萎縮してしまった方

 〈どの様なタイプの方が治療期間に時間がかかるのか〉
 1. 情緒不安定な方、ストレスの多い方
 2. 食生活の乱れている方
 3. 幼い頃から虚弱体質で痩せている方
 4. 治療を受けても定期的に受診されない方
 5.  夜更かしする方
 6.  風邪を引きやすい方、胃腸の弱い方
 7. 生理不順の方
 8. 乳房組織が弛緩して萎縮されている方
 9. 乳房の海綿体が小さい方
 10. 間違った乳房マッサージを行なってしまっていた方

 ここでお話しした事がお悩みの方の助けになればと思います。
 乳房の成長でお悩みの方、お独りで悩んでいると、どうしてもストレス傾向におちいることがありますので、まずは お気軽にご相談下さい。女性スタッフが対応致させて頂きます。

 繰り返しになってしまいますが、当院では、女性スタッフの先生もおります。デリケートな内容のご相談になりますので「男の先生に相談するのが不安だな」と思われる方は、 女性の先生に相談、治療を行なってもらう事も可能です。ご来院、お問い合わせの際にお気軽にご相談下さい。

(吉祥寺在住 75歳 男性の場合)

 「うつ病」は、「かなしい」「つらい」などといった悲哀感情の病的亢進であり、精神運動制止行動減少思考制止抑うつ感情自律神経系などの低下とともに感情の変動が激しくなる病気です。うつ感情はそれのみに限らず、そう状態になったり、うつとそうを繰り返す状態を示したり、また時には意識障害を起こすこともあります。
  最近では表面的な身体症状のみが出現する状態、例えば肩凝り頭痛倦怠感など、日常生活は何とか過ごせるのですが、何となく生活に充実感に欠けるといった憂鬱感の潜んだ、「仮面 うつ病」などもあります。
  また、うつ病は症状が進みますとしばしば自殺企図をあらわす点で特に注意が必要です。
 
 
  西洋医学的には、おおむね薬物療法で治癒に向かわせることができます。
  しかし症状の程度では、入院治療が適応となる場合もあります。
 ※薬物療法は、「抗うつ剤」、「感情調整剤」など
 ※身体症状に対しては、
  (例) 肩凝り・・・筋弛緩剤・抹消循環改善剤
      頭痛 ・・・鎮痛剤
 
 それでは、中国医学ではどのようにうつ病の治療にあたるのでしょうか。
  中国医学ではうつ病は、情志(感情)の郁帯が原因でなると考えております。
  うつ病の元の原因は、中国医学で 「肝」という臓器のエネルギーがスムーズに流れなくなり、それが原因で起こると考えています。
  「肝の気」というのはリラックスを好みます。ですが、心や精神状態に何か負荷がかかると、気のエネルギーがスムーズに流れなくなり、それが人間の感情に影響を与えてしまい、気持ちが晴れ晴れとせず、うつうつとした気分にさせてしまうという考えです。
  そして鬱々とした日々が長引くと、食欲の方にも影響が出てきます。食事をあまり摂らない為に、体力が消耗していきます。人間は、「食時を摂ること」でエネルギーを生産し、色々な活動源に変えて行くのですが、その源がないと全てに悪影響を与えることになるのです。
  また、元来人間が生まれ持った「腎」と言う生命のエネルギーにも影響を与え、生命エネルギーを消耗し、その為に心身疲労などが出やすくなり、どんどん症状の悪循環になるケースもある様です。
 尚、肝と腎は脳内ホルモン分泌セロトニンにも関与していますので、この二つの臓器エネルギーの調整は、ホルモン分泌を促進させます。

〈実際の治験例〉 吉祥寺東町在住 75才 男性
  長年うつ病で、覇気が無い為、奥様が心配になり、当院への受診をすすめられ、受診なさいました。
  当初当院へ見えた時は、表情がうつろで言葉数も少ない状態でした。食欲も無く、便秘傾向で、睡眠は覚醒しやすいということでした。
  当院では、まず「食欲を増す手当て」と、「睡眠が深くなる」治療を始めました。
  食欲を増進させることで、食べたものを活動力エネルギーに変えます。エネルギーが出てくれば、胃腸を活発に働かせる力も出て来るので、便秘の改善にもつながっていくわけです。
  睡眠に関しては、睡眠が浅いと疲れが抜けないので、体力の消耗につながります。ですので、十分な睡眠が取れるように治療を行ないました。
  2ヶ月くらいこの様な治療を行なった所、段々と食欲が増し、排便の具合も良くなり、また、睡眠の方も覚醒が少なくなっていったそうです。そして、気分もどこと無く良くなってきて、以前の様にうつうつとした気分が減少していき、朝の目覚めもすっきりとしてきた、と自分から申し出る様になりました。
  その後は、本格的にうつ病の症状の手当てに入りました。どの様な手当てかと言うと、まず、「気分をリラックスさせるツボ」に刺激を与えます。そして、何かしらの原因で滞った情志のエネルギーの流れを良くする「疏肝理気」と言う治療を行ないました。「疏肝理気」と言うのはスムーズを求める肝のエネルギーの流れを改善して行く治療です。
 それを トータルで、半年位治療を行ないました。だいたいの体調は安定して来て、精神状態も良くなり、外出する機会も多くなっていったそうです。朝も気持ちよく起床でき、排便も、毎日あるようになったそうです。
  薬に関しては、一番軽い精神安定剤を服用しているそうです。ですが、治療から三年たった今でも、コンディションを整える為に、当院で定期的に治療を受けています。
  本人も、「最初は半信半疑で受診をしたが、受けていくうちにだんだんと何かエネルギーパワーを感じるようになり、自然に体に活力がわき、動きたくなっていきました。言葉数も自然に増え、外出する機会が多くなっていきました。そして、人間の体の中には、自然治癒力があり、またそれを引き出す手当てがあるんだなと始めて分かりました」と言ってくださいました。
  この方は定期的に受診をされているので、体力も損なわず、良い状態がキープ出来ていると思います。年齢的なことを考えた時、自然にエネルギーの消耗はあるはずですのでそれを良い状態に保つために、現在も定期的な治療を続けられています。

中国医学のアプローチ
 中国医学では、“タイプ別”に振り分けて治療を行なって行きます。 “タイプ別” とは、「各臓器エネルギーのバランスの崩れを見分け、弱くなっているエネルギーを調整してあげる」ことです。また、その他に、「活力、活気を補う治療」が必要不可欠と思います。 やはり、元来のT体を元気にして行こうUという力が無いと、なかなか症状は改善されません。この治療もタイプ別 治療と一緒にお手当てなさることをお勧めします。
 また、元気になる治療プラス、脳内の神経伝達物質“セロトニン分泌”を促進させることも重要です。このセロトニンは脳の神経細胞の末端から分泌され、他の神経細胞の受容体に取り込まれることによって、様々な情報を伝えている物質となっています。 うつ病の方は、物事に対する関心の維持や満足感、不安への克服、睡眠と覚醒のリズムに関係している、このセロトニンが不足して、脳の機能に異常が生じていると考えられています。セロトニンは、強いストレスと小さなストレスが重なることで減少して行きます。 しかし、時には、ストレスは無くても神経伝達物質のバランスが乱れてうつ病になってしまいます。この様な時は、やはり中国医学で言う、気のエネルギーのバランスに何か問題が生じている状態なのです。気エネルギーのバランス調整をして、セロトニンの分泌を促進して行くことも大切です。


 今回お話ししています「うつ」などを含む心療内科系疾患につきましては、「ためになる話」でも詳しくお話ししています。興味のある方は是非そちらの方もご参考になさってみてください。また、お悩みについて男の先生に相談するのは不安だとお感じの方も、相談の際にお気軽にお申し付け下さい。当院女性スタッフが対応させて頂きます。まずは、お電話のみでも結構ですので相談する事からはじめてみてはいかがでしょう?
 「ためになる話」を読んでみる

 

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