鍼灸治療体験談



肝障害と糖尿病で長年困っていた

( 武蔵野市吉祥寺東町H.Mさんの場合)

 

 この方は、肝障害と糖尿病で長年困っていたために当院へ来院されました。
そこで、体質改善と自然治癒力を整える鍼灸治療を行ったところ、血糖値が朝の空腹時で200近かったのが、今では体調の良い時には130〜140に抑えられており、肝臓の数値もGOT50・GPT40に安定され、ヘモグロビン値も9ぐらい になられました。肝障害
 ただ、この方の場合、ときどき心因的なもので数値が急激に上がる時があるようでした。 中医学では、人間の体調に対し、人間の感情・天候などがいろいろな意味で左右することがあると考えられています。この方もやはりそうであり、 心(精神)に何か負担があったり、天候が不順であったりすると、すぐに毎日の血糖値に反応が出てしまいます。そのため、H.Mさんは現在でも週1回予防養生のため当院で治療を続けておられます。
 このように治療を継続することによって、以前と比べると血糖値の変動の波もかなり落ち着いてきています。鍼灸治療では、起こってしまった症状を抑えるのは勿論ですが、症状が起きないよう事前に予防する「予防養生」は大変重要な治療とされているのです。

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慢性的な下痢症状

(武蔵野市吉祥寺東町T.Kさんの場合 )

 

 この方は慢性的な下痢症状のため当院に来院されました。
いろいろな病院で検査をしたのですが、胃腸には何の異常が見つからず、整腸薬を長く投与されはしたのですが、結局、症状は改善されなかったそうです。
初診時の問診で体質を判断した結果、T.Kさんの体は「寒症タイプ」であり、さらに中医学的臓腑の問診をしていくと「脾・腎」という臓器の活力不足だということが判りました。それをふまえて、問診を続けたところ、 食生活に問題がある事が判ったのです。ヨーグルト
 T.Kさんは、身体のために良いという事で毎朝ヨーグルトにトマトやキウイなどを混ぜて食べる習慣がありました。ヨーグルトは、整腸作用に良い食べ物ではありますが、トマトやキウイは食べ物の中では「寒タイプ」の食物であり、あまり摂り過ぎると身体を冷やしてしまうのです。問診で判ったように、T.Kさんはもともと冷え性の体質でありましたので、これらのものを摂り過ぎたために冷えやすい体をさらに冷やしてしまうこととなり、身体を温める力が損なわれることによって、脾・腎に負担がかかってしまったのだということが判りました。 そのために、脾・腎という臓器のエネルギー不足が長く続くこととなり、結果 的に慢性的な下痢症状を起こさせていたのです。

 中医学的に脾・腎という臓器は冷えを嫌がり、さらに排便作用にも関わっています。人間の身体が冷えると、普通 に摂取している水を排泄しにくくなり、身体に余計な水分をもたらします。そうなると身体の防御反応で、余計な水分を下痢という形で強制的に排泄するのです。下痢として水分を排出すれば、当然、充分な栄養吸収がなされないので、エネルギー源不足となり、さらに身体が温まらなくなるという悪循環をおこしてしまいます。T.Kさんは、このような状態を繰り返すことにより、慢性的な下痢症状を起こしてしまっていたのです。
 当院では、T.Kさんに身体の芯が温まる鍼灸治療を施し、さらに身体を温める食事を摂るよう指導しました。T.Kさんは治療を受けていくうちに、段々と便の症状が改善されていきました。
 T.Kさんは現在も、週一、二回の治療を継続することで、症状の回復とともに、脳梗塞の再発防止などその他の症状の予防にもつながっております。また、80歳という高齢にもかかわらず、元気に海外旅行にも出掛けていらっしゃっています。
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不眠とのぼせ、高血圧

(神奈川県川崎市O.Kさんの場合)

 

 この方は、不眠とのぼせ、高血圧を訴え、当院へ来られました。
 午後になると、手足・顔がほてり、血圧が上がり、のぼせを感じ、不眠になっているということが特徴でした。病院で処方された入眠剤を服用すれば、寝着きやすくはなったのですが、顔のほてり・血圧の方は安定しない症状が続いたので、親戚 の紹介で、当院を受診されました。
 問診・舌診などを行った結果、診断としては、「肝陽上亢(かんようじょうこう)タイプ」でありました。( 肝陽上亢とは、簡単に説明すると「体を温めるエネルギーが過剰になりすぎて、体の上部にその熱が集まってしまった状態であり、今回の場合はのぼせが生じてしまったのです。)このタイプのほてりの原因は、身体を温め過ぎないように熱を押さえる機能、車でいえばラジエーターのような機能が失調してしまうことにあります。活動力や熱を押さえるべき機能が、何かの加減で失調し、ほてり・のぼせ・血圧上昇・入眠困難といった症状を起こしてしまったのです。
不眠

 本来、人間の身体は午後になると、段々と活動を押さえていくようになっています。暗くなれば自然と体の働きも穏やかになり、睡眠をとろうとするのです。 しかし、このO.Kさんの場合はその自然な形が崩れてしまっていました。そこで当院では、この崩れを正常に戻してあげるために、肝陽上亢タイプの治療に対して「平肝潜陽(へいかんせんよう)」という治則を取り、治療を行いました。 平肝潜陽とは、上がっているエネルギーを下方にさげる治療です。O.Kさんには、体の上部に過剰になりすぎた体を温めるエネルギーを鎮めて、元あった場所(この方の例では肝)に収めてあげる穴を選んで鍼をする治療を行いました。
 
この治療により、体の中の温めるエネルギーと滋養するエネルギーのバランスがとれるようになり、結果 的に、のぼせる等の症状も自然と消失していかれました。


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